日本の地方都市と仮想空間という組み合わせは監督の得意技なのか。
地方の閉塞感から抜け出したくて仮想空間で自由を得たかと思ったが
地方在住の設定を生かせてなかったのでは。仮想空間は五十億の人間がログインして
いるとの事だが、その必然性が分からなかった。スマホだけで無くイヤホンを通じて
脳に直接作用して幻覚を見せている?のか、廃人になる恐れはないのか。
暴れ回る狼藉者が実は孤独を抱えた優しい心の持ち主、というのが
噴飯ものだった。彼の家をわずかな情報だけで特定のするのはもう、ついていけない。
彼らの登場も唐突過ぎた。
彼を救うために顔に傷を負わせる演出は献身を表すには不適切だと思う。
PCに詳しい友達が次々と手を打つのも、アニメーションのテンポには必要かもだが古い。
音楽とCGが綺麗なだけでストーリーが残らなかった。
色んなエピソードを詰め込み過ぎた感がある