2008-02-01から1ヶ月間の記事一覧

エリザベス ゴールデンエイジ

前作「エリザベス」(98)の続編とは知らなかった。 10年経ってるよ。前作も神々しいエリザベスの戴冠式でラストとなったが その神々しさも板についていた。 物語は歴史的逸話を忠実に再現しているようで ローリー卿との恋話を混ぜることで 人間・エリザベス…

テラビシアにかける橋

自分を見つけて自分を活かすまでの物語。 とても良い作品だった。 物語を形作るためのエッセンスは満遍なくちりばめられているので分かりやすい。 異界への門としての、ロープ、マイノリティの子供。子供たちの空想だけによって作り上げられた別世界(テラビ…

ミス・ポター

ピーターラビットの生みの親の話。 100年前のイギリスの様子が見られて良かった。 封建制の空気が色濃く残る中、自立した女性の生き方を 求めた、結果そうなったんだろうな。 全体的にまじめに作られた印象。 イギリスっぽいウィットが欲しかった。婚約相手…

プロヴァンスの贈りもの

ロンドン・シティの敏腕トレーダーが、懐かしき思い出の故郷プロバンスで 自分の生き方を見つめなおし変えていく話。 冒頭は敏腕トレーダーのアクティブなシーンを出すために 軽快なテンポで進み、部隊がプロバンスになるほど 緩やかになってきた。 主人公の…

シアトリカル

唐十郎と唐組の役者が作り上げる舞台を一年かけておった ドキュメンタリー。 ありがちな「過去を振り返る映像のインサート」もなく 今を疾走する彼らの姿をあぶりだせた格好だ。折々に見せる唐十郎の狂気とも言うべき 舞台にかける情熱、脚本を一気に書き下…

陰日向に咲く

話題になった小説を原作とした映画。小説そのものは未読であるが前評判を聞いて観た。男女9人の群像劇として描かれている。主役は岡田と山粼あおいのようだった。大都会の隅っこで人々がもがき、悩みそれでも人は孤独ではないということを示したかったのだろ…

ミリキタニの猫

NYの路上ホームレスの爺さん「ミリキタニ」氏の人生を 綴ったドキュメンタリー。911のテロ事件後に始まった監督とミリキタニとの共同生活をきっかけに 物語は始まっていく。 彼の人生を調べていくと第二次大戦時中、サンフランシスコで 日系人というだけ…