2007-05-01から1ヶ月間の記事一覧
■かもめ食堂 女三人が料理を作り、食べるというきわめてシンプルな物語。 これと言った大過もなく淡々と日々が過ぎていくが それだけでも見ごたえのある作品。 サチエはフィンランドでかもめ食堂と言う日本食の食堂を開いている。 どういう経緯で?と言うの…
ダイアナ妃が事故死して十年。 事故から一週間の王室を描いた作品。 非常に面白かった。儀式形式を笑っていた新首相のトニーブレアも 女王の考えを次第に理解し、一番の理解者となるところが 面白い。 感化されたというわけではなく、長としての役割を理解し…
宮本信子の言葉の美しさが心に残った。 江戸っ子言葉ってよいなぁ。 反発する娘に気丈な母親。 それぞれに思いあっているすれ違ってしまう。 忍ぶ恋、辛抱するという、抑えた世界観が いまさらながら新鮮であった。阿波踊りの中の再会は圧巻でとても美しい。
モロッコ、メキシコ、東京と三つの舞台が 絡み合った物語。面白かった。 モロッコのこどもたちが放った銃弾が世界のいたるところに 波紋を投げたのだ。 面白いのはコミュニケーションが不完全になっているところ。 夫婦、親子、と近しい関係だけど心が通い合…
1,2を見ずにいきなり3を見た。 CGとかアクションが面白い。 登場人物のウィットに富んだ演技もよい。主人公は悪の力に取り付かれてしまうが 教会の鐘の音で改心するというのは いかにもキリスト世界的。自分のおじを殺した相手を許すとか そんな考え方…
◆酒井家のしあわせ 何気ない家族の肖像をリアリティを持って描いた秀作。 玄関脇においてあった金魚蜂が家族というもろい関係を 映し出していた。金魚蜂は汚れていたが、母親が洗ってきれいになっていくところは 家庭の中心は母ということだろう。 父親が家…