2008-08-01から1ヶ月間の記事一覧

いまここにある風景

人類によってなされた環境破壊により広がる荒廃の風景を紹介するのだが… 訪れた中国の話ばかりで飽きてしまった。 スケール感や哀愁を演出するためのゆったりとした作りはなんだか間抜けで眠くなる代物。 中国の躍進を見せたいのか、その発展の影を見せたい…

デトロイト・メタル・シティ

物語の前半はテンポ欲よくて、人気者と凡人の二重生活に悩む主人公がコミカルに描かれていた。 だが後半になるにしたがってだれてきていた。 挫折→帰郷→励まし→復活になるのだけど、ばたばたと進みすぎる感じがした。 またこれを成立させるために前半にはあ…

ダークナイト

バットマンの最新作。 大勢の人々を守る正義の味方が、不特定多数の人々に翻弄されていく。 弱き人々は群れてパニックする集団として描かれている。 その弱みを巧みに利用するジョーカー。その魔手によって正義の検察官は醜く姿を変えて 欲望に操られていく…

4ヶ月、3週と2日

ルーマニアの映画。 ある女学生の数日の出来事を描く。 でもその数日で彼女らの人生は大きく揺らぐ。カット割が少なく退治する人間を大きく取り上げている。 なんだか人物画を思わせる。主人公のオティリアは妊娠したガビの中絶手術を支援する。 当時のルー…

悲しみが乾くまで

男の友情、夫婦愛、家族愛の天秤か。 夫は多くの謎を残して死んでしまった。 残された友人ジュリーと夫人、子供は死んだ夫を介して交わっていく。 ジュリーは夫人よりも夫のこと子供のことを知っていて嫉妬するし 甘えてくるし、人を亡くした直後の心の揺れ…

アクロス・ザ・ユニバース

ビートルズの楽曲を使ってミュージカル映画を作りました。 素材としての音楽のよさは分かるけど映画作品としては物足りないかんじだった。 全体的に地味というか、歌声に負けているというか… う〜んな感じ。

闇の子供たち

なかなか重たい作品。 児童買春、人身売買の現実が描かれているが タイの子供を買う日本人が二組描かれていて興味深い。 一人はロリコン趣味のおとこ。 もう一人は自分の子供の命を救うためタイの子供の生きた心臓を移植させたがる親。 人間を商品として見せ…

スカイ・クロラ

戦争がショーになった世界。 面白い舞台設定。高度に発達した文明社会は全てが制御可能な世界となり 人間は予定通りの人生を送ることになる。 日々淡々と、変わらない毎日を過ごすだけでは狂ってしまうのだろうか。 ここにショートしての殺し合いをサービス…

崖の上のポニョ

五歳の男の子の冒険譚といえようか。 魚から人間になったポニョをつれて、家を出た母を捜す話で 中々面白いのだが、説明的なシーンが多く観ていてちょっとだれてくる。 大人が子供に接するときにあのように同意を求め、理解を求め、説得するつもりで話すのだ…