泣いたり笑ったり

南イタリアの別荘地にセレブ家庭と町民家庭のおやじ二人が同性婚をすることで巻き起こるドタバタ劇という所か。

それぞれに家庭があって親父たちの行動を受け入れられない子ども達の葛藤から理解、受け入れを描いている。本人同士が仲たがいをし、これの修復のために子どもたちが協力し合うという所に、その受容するさまを見て取れた。物語の主人公はおやじたちというよりは子どもサンドロとペネロペなのかもしれない。親父たちの残りの人生を充実してもらいたい、二人の幸せを受け入れるまでの物語である。