世捨て人のようにキャンピングカーで暮らすファーン。
はたから見ていると孤独で寄る辺ない寂しい女に見える。
同じような暮らしをする人たちと集まっていても付き合いを深められる訳でもなく
皆、自分の孤独を相手に生きている。Facebookなどスマホで情報は仕入れているが
寄る辺ないから仕入れるしかないのか。
ファーン自身も社会や人との関わりがからこの生活から抜け出せるはず
だったのに選ばなかった。道中、息子を亡くしたノマドが言った様に
旅の中で死んだ息子と会えるかもしれないと、喪失感が小さくなるまで
漂流をするのだろうか。
映画で驚いたの排泄のシーンが二回も出たこと。
監督がアメリカ人で無いからか、生々しい音までつけるこだわりに
驚いた。