ヤクザと家族 the family

1999年、2005年、2019年の三つの時代にまたがったあるヤクザ青年の物語。綾野剛の演技が光る映画だった。彼の最高傑作ではないだろうか。それぞれの時代ごとに年相応の演技、演出が光っていた。規制によって追い込まれていく姿が描かれていたが、抗いようのない非力さ、景気のいい時代、家庭のぬくもりを知った瞬間など人生のそれぞれの局面を演じきっていたと思う。