1980年代イタリアのシチリア。
同性愛に対する偏見と嫌悪が激しかった時代。ヨーロッパの実態が垣間見えた。
花火職人の息子ニーナとバイクの整備工として働くジャンニがある事故がきっかけで出会う。
ジャンニは自分の性癖を自認していたが、これがきっかけでニーノを頼って仕事の斡旋を相談したのだろうか。
ゲイという立場でノンケのニーナに忍ぶ恋を持って接触し、友情の名を借りて
恋人ごっこを楽しんでいたのだろうか。
ゲイであるがために罰せられ、揶揄われて、侮辱され、親にまでその生き方を否定、
矯正される。
ゲイバレしても、接触してくれるニーナ。
束の間の愛に身を投じ、二人はこの世と別れを告げる。
自殺か他殺か、わからない。