サンシャインクリーニング

面白い映画だった。
アメリカ版のおくりびとといえるか。

仕事がうまくいかないシングルマザーの姉と
ニートの妹が自分たちの人生をもういちどやり直すために奮闘する姿を描く。
殺人現場の清掃というやばい仕事を明るく描いているのは
おくりびととちがって面白い。
死生観がまるで違う。
かつての同級生で、恵まれた環境にある友達の家で
その事業について友に語っていたが、ここらへんもアメリカっぽい。

父親も山っ気のある人らしく、エビの販売などを行うがことごとく駄目。

妹の不注意のせいで現場を家事にしてしまい絶交となる。

家族がばらばらになりそうなときに
ふと目にしたドラマの再放送。

そのドラマに端役に死んだ母の姿があった。
わずかのせりふだが精一杯の演技。

それをみて流れだす涙。

いいことは何もない、つまらない毎日だけど
家族と共に生きていくことを発見した主人公だった。