グリーンブック

ロードムービーで格差あるバディものがこんなにも面白いとは。

一つ一つの設定に意味があり最小限の要素で物語を構築していて無駄のない数式のような美しさがある。

荒くれ者と芸術家、大家族と孤独、差別と被差別、与え、与えられること、さまざまな対比が音楽とアメリカの風景に乗って描かれていく。

説明したりせず状況だけで描くのもいい。

最後、わだかまりを捨て相棒の元に駆けつけるのはよかった。

相棒も差別のわだかまりを超えたのだから。