2009-01-01から1年間の記事一覧

ブロークンイングリッシュ

恋のキューピッド役ばかり引き受けてしまっている主人公。 親や友達に結婚をせかされていて気分もあせる30代。 男運もないようだが、ようやっとめぐり合えたフレンチに恋を芽生えさせる。。。 軽いタッチの恋愛映画。 フレンチ役がかっこよかった。

BOY A

少年による殺人事件をテーマにした作品。 幼くして殺人者となり収監されていた少年Aが出所する・・・。 出所後の後見人の動きや、就職支援、友達、恋人、少しずつ回復していく 人間関係。 青春時代を塀の中ですごしたせいか、どことなく子供っぽい。ソーシャ…

英国王 給仕人に乾杯

チェコスロバキア製の映画を見た。 ある男の奇妙な人生遍歴の作品。 行く先々の仕事は給仕の仕事で大きな飛躍を遂げては 次のステップにキャリアアップ。 金に翻弄されたといえるのか、 金に翻弄される人物が多く描かれていて それを冷静に眺める主人公。 人…

遭難フリーター

実際に派遣社員として働く若者が 自身を映し出したドキュメンタリー。 派遣社員制度とか社会の矛盾とかを暴き出した自信作というわけではなく 迷いに迷う己の姿を描いていた。 たまたま派遣社員でたまたま未来に希望が持てない、というシチュエーションであ…

グラン・トリノ

純粋な魂が引き継がれていく物語だった。 家族から疎まれる老人と、世間から軽んじられていた少年という 異端児同士の心の交流。 ただ、ラストシーンでアジア民族の乱射によって命を落とす理由が 分からなかった。朝鮮戦争で殺した罰を受けたということなの…

大丈夫であるように

コッコを追いかけるドキュメンタリー。 コッコの人柄に触れられる作品だ。 彼女のスピリチュアルなメッセージに惹かれるファンは多く 共感の密度は濃さそうだ。感性が高いだけに他人の分まで傷ついてしまう、 そういう印象を受けた。出自である沖縄県は日本…

大阪ハムレット

松坂恵子が演じる肝っ玉母ちゃんとその子供たち、と怪しいおっさんの話。 兄弟はどうやら異父兄弟のようで自分の出生の秘密を気づいたり気づかなかったりしながら 生きている。多感な時期の子供たちが振り回されていく姿はこっけいだが 物悲しい。 映画全編…

ヒトラー最後の12日間

ヒトラーの秘書になった女性が見た、ヒトラーの姿。 物語性というのがなく、唐突に話が進んでいくので ヒトラーとその時代背景を基礎に持っていなければ 話がつかめない。子供の目線、秘書の目線と話が進んでいくのだが 唐突感が否めない。ここでこの人の心…

ピンクフラミンゴ

アメリカのおばか映画とのこと。 エログロナンセンスの塊でびっくりした。 ただ、ギャグとして分からず笑えなくて 呆然としてしまった。アメリカでは大うけしていたそうだけど 久しぶりのカルチャーショックだ。日本では難しいだろう。やるのもみるのも。

ぜんぶ、フィデルのせい

1970年代のフランスを舞台にした作品。 主人公の子役の目線で物語が進んでいくため 見る前にはこの時代の背景を知っておかないと 分かり辛い。三人のお手伝いさんから いろいろな話を聞かせるシーンが面白い。 キューバ出身者からは共産主義の批判を、ギリシ…

ここに幸あり

大臣職を罷免された主人公ヴァンサンが、家も家族も失って ふるさとに戻ってぶらぶらする… フランスの大臣は失職すると、何もかも失うのだろうか? ちょっと理解しがたいシチュエーション。浪費癖のある妻は、主人公から離れては 金の匂いのする男へ寄っては…

みんな、はじめはコドモだった

五人の監督が送るショートショート。・展望台 通天閣の展望台に捨てられた子供と自殺しようとした男が一夜を過ごす。 大人も子供も大変なんやな、というのを二人は分かち合って・・・というのだろうか。 ちょっと物足りない。・TO THE FUTURE 学校の先生と、…

ワルキューレ

ヒットラー暗殺作戦の舞台裏を描く作品。 ナチズムは間違っていると思い知った主人公が秘密裏に同志を募り 治安維持作戦「ワルキューレ」を逆手にとって ヒットラー暗殺、政権打倒を速やかに目指す…のだが。これ以上戦禍を被るか、自らの命を呈して避けるか …

宮廷画家コゴヤは見た

革命前夜のスペインで活躍する宮廷画家ゴヤの目を通して 歴史に翻弄される人間を描き出していた。 描き出したかったのは何だろう 権力に翻弄される人間の姿か、翻弄された人間の可憐さか。またカルロス四世も映画に登場していた。 王の謁見に華麗な音楽がな…

ブーリン家の姉妹

王族に娘を送って取り込もうとする物語。 石造りのイギリスを象徴してか 重々しく薄暗い城内をうまく演出している。 女を人質として男に差し出すというのは東西を 問わないのだな。ナタリーポートマンのグリーンの衣装はよかった。ただ、ちょっと眠くなって…

ジェネラル・ルージュの凱旋

全体的に軽薄単調な作品。 内部告発によって疑いをかけられた凄腕の医師は 実はリベートで私服を肥やすことはなく 救急医療のための機材を揃えていたということなのだが 単純すぎるのでは?登場人物の一面性を描いているだけで 陰に潜む背景や余韻といったも…

チェンジリング

1930年代のアメリカの風景のためか黒味がかった映像だ。 今でこそ人権の国、と騒いでいるけれど 当時は人権の概念もない弱肉強食な世界のように見えた。 誘拐された子供は見つからないままのラスト。 ひょっとしてら生きてるかもしれないという希望をつない…

ぐるりのこと。

大変、心打たれる作品でした。 本作を見て心に残ったものは「優しさ」です。 つくづく、優しさとは何だろうかと思い返しました。いま、アメリカに見る強欲資本主義や、勝ち組負け組といった二極論、インターネットの言論に見る殺伐とした世界。 世の中がギス…

あなたに降る夢

ビデオで見た作品。 警官とウェイトレスがチップの代わりに宝くじの賞金を 半分あげると約束したことから物語が始まる。 観て、満足の一本。 流行の映画に多い、過剰な演出や伏線などが無く シンプルな味付けだけで素材を生かしている。 (もともと実際にあ…

ハイスクールミュージカル

高校生活最後の青春をミュージカル調に描く。 華やかな高校生、自由、意見を堂々という・・・アメリカだなーという印象をもってしまう。 豊かで輝けるアメリカ式の生活をたっぷり見せてもらった。 ただ、ミュージカルの部分はいまひとつな感じ。 ミュージカ…

余命

がんに再び侵された女医が妊娠をした。待望の赤ちゃん。 しかし生んでも、堕胎して治療に専念しても 病で死に行くことからは逃れられない。だが死の恐怖を乗り越えて彼女は生むことを決意する。 凛とした姿を松雪泰子が演じている。ただ、なんとなくメリハリ…

20世紀少年

相変わらずテンポが速い。 見ているとだんだん分からなくなってくる。 これは映画ではないと思った。

マンマミーア!

結婚前夜から当日までというわずかな時間を 母と娘、母と女友達と女を真ん中に置いた物語。 男は添え物と言わんばかりの弾けっぷりだったが かえって軽薄な女性像というイメージがぬぐえない。 後先考えずに夜を踊り明かすのという腹積もりで 割り切っている…

ザ・ムーン

銀河や星の美しさを堪能できる映画かと思ったが当てが外れた。 アポロ計画に参加した人々のドキュメンタリーであった。 宇宙飛行士たちの貴重な証言と当時の映像をつむいで作られた作品。 うーむ、いまいち。映画でなくてもいいね。

ジャージの二人

わけありの父親と、わけありの息子が過ごす夏休み…とのことだが、 正直肌に合わなかった。 流行の「ゆるさ」テイストはもう飽きた。 狙った演出としての「弛緩」はどうもつまらない。 主人公二人を通して何が表現できたのかも不明のままだ。

グーグーだって猫である

ある女性漫画家の猫との暮らしぶりを描いた作品。 ゆったりまったり、日向ぼっこでカフェで寛ぐ…とでもいいたいのだろうか。 そうは見えなかった。 吉祥寺の街やら不思議キャラやらをいろいろ詰め込んで物語の方向性が 見えにくくなっている。 女性のある生…