宇宙から持ち帰られた謎の生命体に体を乗っ取られるという話。
勧善懲悪、登場人物の色分けがはっきりして、分かり易さが先立っていた。
主人公のトム・ハーディー、その恋人役ミッシェル・ウイリアムズはこの作品にはふけすぎではなかったか。20代後半の人物が、この作品の軽さにあっていたような。
主人公は特に葛藤もなく、宇宙人に乗っ取られそれを受け入れていくバディー映画のようになる。寄生獣のような重さもなく、その軽い焼き直しにも見えた。
誘拐され長年監禁されていた青年が
夢中になっていたのは、誘拐犯で偽親が制作した
珍妙な教育ビデオだった。
解放後、本当の家族と過ごすも失われた時間は
あまりにも大きかった。そんな彼の慰みが
あの教育ビデオだけだった。
ふとしたきっかけで知り合ったオタクも
教育ビデオを見て気に入り、そのCG技術を持って
続編を作ることに。
やがて作品は話題を呼んで、人気者になる。
こうして彼はこれまでの空白を取り戻すことができたのだ。
スランプに陥った小説家に近づいた女性に翻弄されて行く物語
上品に描かれて面白かった
訳あり中年カップル、家出少女、捨て子、が身寄りにない老婆の家に住み込んで、いつのまにか家族のようになっている。さらに、虐待を受けていた幼女も加わる。
都会の片隅で忘れられた人々が肩を寄せ合っている・・・ということだろうか。
働かず、窃盗を繰り返す男、万引きを教えられた少年などに憐れむことはあっても共感は出来ない。これで本当の家族になれた、とか家族とは?とか語ってもらいたくない。家族ではないから家族っぽくふるまえるのだろうか。