バチカンであいましょう

オープニングのカナダの朝の風景は圧巻
美しくも孤独なオマの心象風景なのか。
誰にもいえない秘密を持つオマは
懺悔のためにバチカンへと旅立つ。
バチカンでは孫娘と一緒になり自由に生きる彼女に
振り回されつつも、自分のペースを取り戻し
ローマの明るい日差しを楽しむようになる。

いつの間にか、オマ、娘のマリー、孫娘の三人の女の話になっていく。

意外だったのはマリーが愛する父の子ではなく
一夜の情熱の決勝だと言うことを
ポロりと教えられ、その罪の意識を懺悔したく
バチカンに来たことだった

大きな転換だが、あっさり描きすぎだし
唐突すぎる。
この設定はなくてもよかったのではないのか。

最後はそれぞれの愛の元へ戻るという
凡庸さも残念