エリジウム

遠い未来
富裕層は地球を離れ、楽園のような宇宙都市エリジウムで暮らしていた。
ここの特長は医療ポッドと呼ばれる機材で
寝そべるだけで診断治療を行ってくれる。

事故で致死量の照射線を浴びたマックスは自分の命を永らえるために
エリジウムを目指す。
そのための資金稼ぎにエリジウム市民のカーライルから
銀行口座などの脳内データを脳ハッキングしようとしたが
彼がハッキングしたのはエリジウムを根幹から変える物だった

未来SFは設定のリアリティが重要だと思うが
超巨大建造物のスペースコロニーエリジウム、や医療ポッドなど
民間企業アーマダイン一社で作っているのも理解しにくい。

エリジウムのプログラムを書き換えて再起動すれば
エリジウムを支配できるのもなんだか安っぽい。

せっかくの大舞台が卑小になった。

最後は長官の隠密クルーザーの謀反で
その脳内データを狙われるのだが
マックスは献身によってエリジウムを新しい世界に書き換えた。

スケールのでかさと卑小さがあいまって
妙な感じ。

どんなに未来が進んでも人間の卑小なところを大事に描いていた監督なのに
なんかつまらん。