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天使の分け前

すぐにイラつき、人を傷つけてばかりの主人公ロビーは
矯正教育の一環として奉仕活動を命じられ、その一環でスコッチ好きのハリーと出会い
運命が好転していく。
スコッチの効き酒ができる才が自分にあることに気がつき
新しい生活を切り開けるチャンスがあった。
が、かつての悪友たちが、彼のチャンスを潰すため追ってくる。
身ごもったガールフレンドの父は、ロビーをくず扱いして、別れを迫る。

愛する人を見つけ、天涯孤独で腐っていたロビーに
人の心が芽ばえる、というストーリーだが
犯した罪が大きすぎないか。
ロビーにケンカを売られた大学生は、失明し大学をやめ引きこもりになって
人生が台無しになっている。救いがない。
ロビーだけが、うまく立ち回っているように見えてならない。

オークションで高値がついた高級ウィスキーを盗み取り転売して
それで高飛びの金を稼ぐ。あまったウィスキーをハリーに残すというところが
天使の分け前というのだろが、天使性は感じられない。

犯した罪が大きすぎて
ロビーだけが無傷で新天地を目指すというのは
好感をもてなかった。