テッド

熊のぬいぐるみに命が宿った。
御伽噺ならそれでよいのだが、ぬいぐるみと少年は年をとり
中年となった。
このぬいぐるみの悪友ぶりが楽しい。
汚い言葉の言い回しは洒落ていて面白い。
しゃべくり漫才のよう。
タバコに酒にドラッグと駄目アメリカ人への風刺となっている。

自立できない男、依存する男を描いたようで
普遍の友情映画だと思う。
ぬいぐるみが襲われて、唯のぬいぐるみに変わるとき
ガールフレンドの祈りでその命を取り戻すのだが
この艶っぽさは入れなくても良かったのでは。
入れて丸く治めようとしたのだろうか。