遭難フリーター

実際に派遣社員として働く若者が
自身を映し出したドキュメンタリー。
派遣社員制度とか社会の矛盾とかを暴き出した自信作というわけではなく
迷いに迷う己の姿を描いていた。
たまたま派遣社員でたまたま未来に希望が持てない、というシチュエーションであった。
正社員でも同じことが言えるのでは。。。

派遣社員非正規雇用ワーキングプアという単語でくくられて
メディアに消費されていく姿も、悲哀をこえて滑稽である。

とぼとぼと海を目指して歩く姿は人生の迷いを現しているかのよう。

これは普遍的な青春映画の類だろう。