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ぼくの大切な友達

他人に省みることなく自分の思い通りに事を運んできた男が
友達を一人得るために苦心する。
自分の死を案じたときに果たして葬儀に来てくれる友人はいるかと思案すると
彼の仲間はお前に友達はいないと言い切るのだった。
ここ、こういうこと言えるものだろうか。
物語の設定としてこの切っ掛けを飲み込めないと次の展開が腑に落ちていかないのだが
ちょっと気になった。
話は友達を作るためのテクニックを、接客業のタクシーの運転手に教わっていく。
何一つうまくいかないが、友達ができるか否かの賭けに勝つために彼はその
運転手を担ぐのだった…

喧嘩別れした二人は最後にミリオネアのクイズで友達に電話をかけるという
装置で交流を取り戻すのだ。この仕掛け…骨董好きテレビプロデューサーの伏線の配し方などは
妙技だと思ったが、唸るほどではないか…
友情の象徴としての壷の役割もおもしろかった。

全体的に文句はないのだが、ミリオネアという「装置」で展開を進めたのは個人的にはヤだな。