12か月の未来

知的でフランスの上流社会に属していた主人公フランソワが

ひょんなことで底辺校の教師になった。

現地の教師も生徒をクズ呼ばわりし匙を投げているような

環境であった。心理テストの逸話で何度も打ちのめされると

自信を無くし行動を起こせなくなるという状態は

子供達だけではなく大人にも言えることだった。

ただ大人は改心することなく去って行ったりするだけだが

寄る辺ない子供たちはフランソワに頼るようになっていった。

移民が押し寄せているフランス現代社会を下敷きに人間愛を描いた。