翔んで埼玉

漫画原作の架空のストーリーと、それを聞く現実世界と並行していて

面白い。

埼玉県民が不可触民のごとく差別されるのだが

埼玉県という現実と架空の設定を破城するギリギリ手前で踏み止まった感がある。

一つ一つの小ネタは光るが連続させるとそうでもない、とならずに済んだ。

物語として聞く現実社会では、過剰な差別をあり得ないと笑い飛ばすが

言葉の端々に、気持ちの中に、差別意識が現れてはたと気づかされる仕掛けだ。登場人物が各々役回りがはっきりとして、見ていて分かりやすく虚構の世界にすんなり馴染む。