その日の食事、寝床にも苦労しているヤク中のホームレスが
たまたま拾った茶トラの野良猫と暮らしだすことで
人生が好転していく物語。
本国イギリスでは軽いタッチの映画なのかしら。
売出し中の若手イケメン俳優と猫の物語なら
そこそこ当たるだろうという目論見なのかしら。
作品そのものはコメディにもシリアスにも振り切れない
半端な出来栄えであった。
イギリスの若者の貧困問題、を随所にちりばめてみじめさを
深く描けば、と思ったがそんなものは誰も受け付けないのかな。
隣人で自殺した兄の部屋で兄の人生を生きるベティ
離婚して息子ジェームズとの面会を拒否してきた父親
ヤク中ジェームスの保護を務めてきたヴァル
それぞれ一癖あって面白いのだが
うまくかみ合っていない。