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君の名は。

男女が入れ替わりまわりをトラブルに巻き込んでいく

ブコメディかと思いきやしっとりと楽しめた。アニメーションで描かれる東京の風景もクレパステイストで美しく瑞々しい。二人の愛の力が時空を超え命を救うSF作品とも言える。ストーリーは東京で暮らす男子と飛騨で暮らす女子の心が目覚めるたびに入れ替わり、混乱しながらも変身後の自分を徐々に受け入れ、日記を介してお互いの存在を認め合っていく。東京での生活のシーンは受入れられるが、飛騨の生活のシーンが不自然で腑に落ちない。

巫女、口かみ酒の儀式、ご神体とその周辺の風景など

地元に昔からある感じがしない、都合のよさ、がある。

丁度、ニュータウンの名称が「光が丘」、「虹ヶ丘」などイメージ専攻でつけられた新しい地名の様に、それまでの土地の歴史を分断させるような、違和感、唐突さ、があり飛騨のシーンは受入れにくかった。アニメで古代史のフィクションを違和感無く描けていたのはもののけ姫だと思う。相当なバッググラウンドが作品の根底にあって違和感を感じさせなかった。本作品もそれがあればよかったのに。

1200年ごとにやってくる彗星に過去に襲われた人々が、その災いを後世に

伝えるため、伝承者と壁画を残したと言うのは、東北の津波を意識しているのであろう。なぜ、震災とたくさんの人の死を描く必要があったのだろう。