アメリカ人のプロジェクトに対する考え方が分かる作品。
近未来の人類は火星に到達していた。植物学者のマーク・ワトニーは
砂嵐に襲われ死んだと仲間に思われ火星に取り残された・・・
ここから、火星側と地球側で救命劇が始まるのだが
そのどれもが前向き。
悲観的にならずに、課題を如何にして解決するかその策を練るところが
見所だ。
マークも残された機材で基地内に畑を作ったり水を作ったり
過去の実験機材を掘り起こして少ない駆動部分を16進法で
通信を試みたり。
地球側も、彼の遺体を人工衛星で捜し出そうとしたときに
異変に気づき、生存を確信してからの奮闘振りも面白い。
補給線を3ヶ月で作るように段取りしたり鼓舞したり
急ぐ余りに点検をおろそかにしたせいで補給船を積んだロケットは
爆破するも、中国が手助けしたり。
如何にして課題を見つけて解決するか、という教材のような映画だった。