悪童日記

第二次大戦、ソ連の侵攻に翻弄される人々とそれを耐え抜いてい来る
双子の兄弟。
登場人物に名前はなく、母、父、おばあちゃんと、子供の目線で
作られている。
彼らは生き抜くためにお互いを励ましながらも助け合い
共に行動し、我慢に我慢を重ねる。
笑いやユーモア、涙も出ない感情を押し殺した作品だった。

司祭場の娘の誘惑、連れて行かれるユダヤ人への非道な仕打ちに
彼らは自分のモラルで反逆する。
ルールも愛もない世界で彼らは自分たちだけで生きていくのだ。