木材利用ポイントのパブ映画と思って侮ってみていたが
掘り出し物であった。
主人公の勇気はやる気のないひ弱な都会っ子。
そんな彼がたまたま見つけた林業研修生の募集チラシをもって
三重県の山奥へと飛び込む。
受験を諦めて葛藤もなく飛び込むところが
軽くてよかった。
伊藤英明と優香の夫婦ぶりもいい。
伊藤の山猿のような演技と優香のあけすけない妻ぶりも発見。
マキタスポーツも怪演振りが板についてきた。
勇気の成長とロマンス、山への畏怖、林業の意味、それぞれを繋ぐ
笑いのこねた。
見ているものを空きさせないまま映画は終わった。
ただ。、勇気の顔が最後まで締まらなかったので
彼は成長したのかしらと思わせる。