アナと雪の女王

触れると凍らせてしまう魔法の力を持つ姉・エルサ。
このため部屋に閉じ込められて自分を押し殺して生きてきた。
このコンプレックス?と生きていくためには人里はなれた山奥に
一人離れて住むことで自分を解き放っていく。
かといっても、我欲が前面に押し出されず
自我の崩壊と言うところまでいかないのが味噌だ。

主人公は陽気な妹アナとそのたびの手助けをするクリストフとの
恋の物語を描いていくかと思っていたが
意外にも姉妹愛の話であった。

優しい王子様のキスで呪いが解けることを良しとしなかった。

氷の城でエルサが歌う「ありのままで」は
抑圧してきた自己の解放を歌うものだろうが
カミングアウトそのものに見えた。

日常生活→山奥と言う非日常への逃避、孤立→救出と退避
→はぐれもの(ドワーフ)の知見→日常への回帰???