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エリックを探して

イギリス人の持つ優しさや魅力が
十分に出ていた作品だと思う。

典型的なイギリス労働階級の持つ
酒、サッカー、賭け事、離婚、組合など駄目な感じが
好感を持って描かれていた。

さりげなく、二人の連れ子の存在(白人と黒人)や
赤ん坊を育てながら大学に通う娘の姿など
知られざるイギリスの姿が描かれていて興味深い。

主人公のエリックは
かつてダンスの名手で、パーティーでであった
女性と結ばれたのだがその栄光はつかの間で
彼の持病?パニック症候群がでて子供が生まれたばかりなのに
家に戻らなくなってしまった。
このために離婚。

以来、駄目な親父として過ごしているのだが
仕事仲間はそれを気にしていた。

この閉塞感を破るかのごとく
登場したのがエリックカントナだった。
幻想?なのか彼にしか見えないカントナ
言葉の元、彼は自分を取り戻していく。

カントナというスーパープレイヤーを思う余り
彼の心の中にカントナが宿り
再起できたのだろう。

街のギャングに睨まれた子供たちを救うため
エリックは仲間と共に締め上げに行くのだが
このシーンも痛快だった。
誰も怪我することなく、相手をへこませた。

幻想であるはずのカントナ
仕事仲間のミートボールに声をかけられる。
幻想が現実になったという
心憎い演出ではないか!

果たして彼は本来の自分を取り戻し
妻を取り戻し、子供たちを取り戻したのだ。

いいなぁ。