役所広司 初監督作品。
息子が死に、その悲しみを乗り越える様を描く。
大きな悲しみを前にしたときには空元気を出すというのが
テーマで役所の笑い声が随所に見えた。
彼の死生観であろうか、人間が今そこにあるのは祖先のつながりの上にあって
その象徴である仏壇を大事にする、水を備える、神仏には感謝をするというのが
描かれていた。
息子のガールフレンドとのやり取りや、着メロのセンス。
電話をする二人の姿を同時に映し出すなど
役所のセンスが見て取れた。
ただ、息子の骨を埋めるためのたびがなんだか長く感じられた。
あれこれ詰め込みすぎたか?