ここに幸あり

大臣職を罷免された主人公ヴァンサンが、家も家族も失って
ふるさとに戻ってぶらぶらする…
フランスの大臣は失職すると、何もかも失うのだろうか?
ちょっと理解しがたいシチュエーション。

浪費癖のある妻は、主人公から離れては
金の匂いのする男へ寄っては浪費を繰り返す。
この妻は一体何?
不幸の象徴なのか。


ヴァンサンはかつての友達を頼って
その日暮のような生活をしていく。
飲んで歌ってギターを弾いて。

女性に恋をして。


のんびり、山なし、といいたいのだろうけど
ラストへいたるカタルシスが微塵にもなく
見ている方はのんびり眠くなってしまう。