マンマミーア!

結婚前夜から当日までというわずかな時間を
母と娘、母と女友達と女を真ん中に置いた物語。
男は添え物と言わんばかりの弾けっぷりだったが
かえって軽薄な女性像というイメージがぬぐえない。
後先考えずに夜を踊り明かすのという腹積もりで
割り切っているのだ

歌や踊りが呼び物のはずなのだがいまひとつゴージャスさを
感じさせないのはなぜだろう。舞台装置が貧弱なためか?
男性三人組のコーラスもいまひとつ。

結末への物語の締め方も強引のような。
せっかく島に招かれた三人の男たちもそれぞれに
愛を見つけた風に描いていたが、強引。

ラストに向けてカタルシスが一気にあふれるというものではない。