252 生存者あり

巨大台風が東京を襲う…のだが。
物語が唐突に始まっているような気がしてならない。
主人公の置かれた背景がいまいち印象が薄い気がする。
救助現場で仲間を失った兄弟のレスキューは罪の重さに苛まれているのだが。
そんな中巨大台風が街を遅いレスキューから離れていた弟が
今度こそあきらめずに命を救う。

重たいテーマなのだが、葛藤するシーンが軽い感じ。
葛藤させれないなら、人の命を天秤にかけるようなシーンは省いたほうがよかったろうに。
奇跡的にも、あの混乱の中、娘と再会させて、その上崩落に襲われてそれでも生きているというのは
ちょっと腑に落ちない。この子は描き加える必要はあったか?

最後はどたどたってまとめる為に弟による再帰を描くのだが
漫画すぎて感動にはいたらなかった。

災害現場・対策本部をリレーで描くとスケール感が大きいのか小さいのかわからなくなってる。
そこにストーリーの陳腐さに影響しているのかもしれない。