4ヶ月、3週と2日

heureux302008-08-17

ルーマニアの映画。
ある女学生の数日の出来事を描く。
でもその数日で彼女らの人生は大きく揺らぐ。

カット割が少なく退治する人間を大きく取り上げている。
なんだか人物画を思わせる。

主人公のオティリアは妊娠したガビの中絶手術を支援する。
当時のルーマニアでは中絶は禁止されているので非合法なやり方になった。
そのための資金集め、手術室となるホテルの手配、段取りが違うと怒り狂う医師をなだめるための体の提供。

当のガビは呆けてしまってオティリアの言うことは上の空。
よくまあ付き合うなぁ

その後彼氏とのパーティーに参加するが、オティリアはホテルに残したガビを案じて戻ってしまう。
金も払い、男も振ってなぜに友達に身をささげるのだろうか。
そこの動機がちょっと理解できなかった。

取り出された胎児をそのまま転がしておくところの異常性がなんとも言えない。
ああ、ガビはやっぱり狂ってるな。

その胎児の亡骸を遠くにいって捨ててくる。
その孤独感。
なんでオティリアはそこまでやりきるんだろうか。

ホテルに戻ったらガビは腹減ったと料理を注文してた。
出された料理は肉の盛り合わせ。きっつい。