タンポポ

heureux302008-05-23

伊丹十三監督の作品。
女手一つのラーメン屋を立て直すために男たちが力を貸す物語。
それと合わさって食をめぐって様々な人たちの寸劇が散りばめられて
食物連鎖のようだ。
寸隙の中に死に際の母親が命を振り絞って焼き飯を作るシーンがある。
電車の走り抜ける音とともに、流れるように走る小田急線が
インサートされていてどこか遠くへ行く心地だ。


食と性がが等しく同じ地平の上で語られていて
すべからく命につながっていてとても面白かった。