キングスマン

派手なアクション、ギミック、おしゃれな音楽、漫画のような映像効果と これまでのスパイ映画をは一線を画す作品。 労働者階級、貴族階級、学歴社会、堕ちこぼれ、など等 イギリスの文化様式が垣間見れて、それも楽しい作品。物語も明快で分かりやすく、話の…

先生と迷い猫

町のみんなにかわいがられていた野良猫が消えてしまい、 行方を捜すうちに自分の気持ちに気がついてくる。愛妻を亡くして孤独な老後の中を生きる主人公は、町の人からも 変わり者呼ばわりされて益々孤独であった。彼が唯一の社会とのつながりを もてていたの…

ふたつの名前を持つ少年

ナチスの迫害からたった一人で逃げ切って生き延びた少年の話。 収容所から脱走したユダヤ人の子供たちは森の中で野良犬の様に 生き抜いていた。 鳥の毛をむしらず、泥で固めて蒸し焼きにするシーンは実話を彷彿とさせた。スルリックと言う本名をユレクと偽名…

TED2

口の悪い熊のぬいぐるみと駄目男の物語。 ハッピーエンドで終わった前回からの続編でテッドの結婚生活が 描かれている。彼は人形で人権はない、という裁判沙汰までになって その勝利までを描く。下ネタ、ドラッグと言葉遊びや、テレビ番組のオープニングを口…

靴職人を魔法のミシン

四代目の靴職人マックスは、蒸発した父が残した ミシンで修繕した靴を履くと持ち主に変身してしまう 魔法を発見。ドラえもんの漫画のような話の運びで ちょっと幼い感じ。主人公の駄目男ッぷりが何とも言えない。 町の再開発のために古いアパートの立ち退き…

わたしに会うまでの1600キロ

冒頭、靴擦れを悪くして親指のつめがはげかかったのを無理に剥がした勢いで 大事な靴の片方を谷底に落とし、自棄になってもう片方を放り投げるシーンから始まった。 ぐっと掴まれる。主人公のシェリルは何不自由のないくらし、と言うわけではない彼女だが 人…

日本のいちばん長い日

スパスパト切れ味のよいカットの連続で 登場人物への感情移入もせずに 歴史の傍観者として客観視できる。誰がよい、悪いと言う偏りなく たんたんと”事実”を積み上げていった感。松阪をはじめ陸軍中佐の熱演がよかった。

あん

過去の過ちを抱えた男・千太郎、居場所のないワカナ、そして 元ハンセン病患者の徳江の三人の物語。ハンセン病のせいで社会から隔離され 偏見に見舞われ捨てられてきた存在であり それでも人はなぜ生きていくのかを シンプルな人物背景で鋭く描いている。人…

バケモノの子

父は離婚で去り、母を事故で亡くした少年の成長物語。 渋谷の雑踏と異世界の住人が交わる小さな隙間があり そこを行き来することで物語が始まるのだが いまひとつ説得性が薄い。千と千尋のほうがまだ、納得するのだが 本作ではとってつけたような印象がある…

海街diary

3人と1人の姉妹が家族になっていくさまを描く。 鎌倉の自然の美しさ、季節ごとの家事、4姉妹の美しい姿、が 堪能できた。冷酒の様にすいすい飲めた。しかし、跡には何も残らない・・・

マッドマックス 怒りのデスロード

狂ってる! 最高に狂ってる! こんな面白い映画を見たのは初めてじゃないか。監督の美意識が映画の世界を一本貫いていて 安心して身をゆだねられる。 美術セットも美しい。メイクも衣装も最高だ。 炎を吹き上げる改造車も飾りつけた馬の様に猛々しく美しい。…

サンドラの週末

育児休暇明けに復職しようとするも 会社側から解雇を言い渡されてしまい、解雇撤回か 社員のボーナスカットを迫られて、説得に回ると言うものだ。 主人公サンドラは病んでいるのか、安定剤ばかり服用している。 落ち着きがない。 懇願される同僚も会ってくれ…

追憶と、踊りながら

交通事故で息子カイをなくした母親は呆然とした生活を一人、 老人ホームでやり過ごしていた。 その中に恋人であるリチャードが訪ねてくる。 二人の間では言葉が通じることはなく女友達のたどたどしい 通訳でかろうじて意思疎通をした。テーマはディスコミュ…

イタリアは呼んでいる

英国人俳優の男二人のロードムービー。 美しい風景とおいしそうな食事、素敵な風景に豪華なホテル。 イタリア観光名所の素晴らしさを堪能できる。 こういうのを見るにつれ、日本はまだまだ貧乏臭い観光地が多い。二人は物まねを繰り返して笑わせてくれるのだ…

愛して飲んで歌って

死のふちにある色男を巡る3人の女とその亭主との 会話劇。セットが舞台のような設えで面食らった。 軽妙洒脱なフランスのエスプリと言う事だろうけど 物足りない感じ。こういった軽演劇はあるよな。物語が進むたびに色男ジョルジュとのそれぞれの やり取りが…

パレードへようこそ

サッチャリズム吹き荒れるイギリスの炭鉱労働組合に 援助を申し込んできたのはゲイ団体だった。。。 異質なものがお互いの生存のため手を取り合っていくのが面白い。 ゲイ団体側は、ゲイリブ運動に飽きた一人のリーダー格の思い付きだったが。炭鉱労働組合側…

味園ユニバース

大阪ミナミ 千日前にある 飲食ビル・味園。 その中は世間からこぼれた人々が慰めあいささめき合う魔窟、不夜城・・・。 カルトな人々と繰り広げられる可笑しくもかなくしくもある、人情の色濃い物語かとおもったが ぜんぜん違った。 大阪流のハードボイルド作品…

サンオブゴッド

イエスキリストの生誕とその奇跡、および迫害から復活までを描いた 教育映画、にみえた。娯楽性などは入る隙もなく淡々と伝説にのっとって描かれていく。 伝説そのものが、物語性もあるので楽しめるのだが硬い。 いつか見た「ヘラクレス」の様に、奇跡や神秘…

おみおくりの作法

ロンドンの民生係、ジョン・メイの仕事は 一人で亡くなった人の弔いをすること。 その仕事ぶりは丁寧なのだが、固執しすぎてる感もある。 葬式に使う楽曲に対して、生前の趣味を調べるところなんかは 不気味だ。 死が日常となっている職場なので、流れ作業に…

さよなら歌舞伎町

とある一日の新宿のラブホテルを舞台にそれぞれの男女のそれぞれの恋愛模様を描く。 ホテルマンとガールズバンド、韓国人カップル、スカウトと家出娘、逃走犯カップル、警察の不倫カップル。 それぞれがお互いの人生を少しずつ干渉させながら物語が展開して…

アニー

すばらしい愛と夢の御伽噺。 登場する人々にはすべて過去と思いが背負わされていて 単純ではない人生と社会を描いていた。 主人公のアニーは明るく快活で、大人を振り回していくのだが カンニングペーパーの文字が読めないという弱点があった。 これが大きな…

ベイマックス

子供らしい自由な発想、展開が目くるめき見ていて飽きない。 不慮の事故で兄を亡くし、孤児となったヒロは兄が残した 兄の思いが詰まった介護ロボベイマックスとバディを組んで 事故死の原因を探していく。 漫画チックな展開はしんどいが、 飛躍は面白かった…

インターステラ

洗練されたSF大作でした。ブラックホールやタイムパラドクスやワームホールなどで 刺激されました。 宇宙空間や重力でゆがめられた恒星の光輪などの 描写も美しかった。ただ、父と娘の愛が時空を超えるという陳腐な話に着地していくのが 惜しいと思う。 そう…

フューリー

第二次世界大戦中のドイツに進軍する アメリカ戦車に乗り込んだ5人の男たちの話。ノーマンと言う新人の成長物語にもなって 最終的には生き残る彼の目線で描かれている。戦場は極めて凄惨な情景で描かれている。 子供の兵士、爆撃で倒壊した家屋の下敷きにな…

悪童日記

第二次大戦、ソ連の侵攻に翻弄される人々とそれを耐え抜いてい来る 双子の兄弟。 登場人物に名前はなく、母、父、おばあちゃんと、子供の目線で 作られている。 彼らは生き抜くためにお互いを励ましながらも助け合い 共に行動し、我慢に我慢を重ねる。 笑い…

紙の月

おもしろかった! 宮沢りえが主人公と考えてみるより 長年寡黙に勤め上げている小林聡子の役柄が 主人公と考えると更に面白い。 自分を押し殺してきた主人公が人に認められるために 金の力を使って魅了していくのだが だんだんと自分までその力に翻弄されて…

ヘラクレス

ヘラクレス神話が生まれる瞬間を描いた。 主人公のヘラクレスは仲間たちと傭兵として 暴れていたが、相手を萎縮させるために ヘラクレスが神の子であるうわさを流し続け、それを演じていた。 神話に出てくるような怪物や妖精はなくて すべて人の心が生み出す…

蜩の記

岡田の立ち振る舞いが美しい様式美の映画。 全体的に薄暗く、鮮やかな色彩には欠ける。 また2時間超と長くて途中から疲れてくる。 静かな作品なのでもう少しコンパクトにならないものか。

サンシャイン 歌声が響く街

グリーのような セリフや感情を時代の歌で表現する。 戦場からで戻った二人の青年が 恋と仕事をみつけて人生をやり直していくようなのだが それぞれの恋模様が復縁していくのだが これと言った印象は残らなかった。

舞妓はレディ

主人公の少女のおぼこさ、 草笛と富士純子の所作の美しさ、言葉の音の美しさを 楽しめる。 歌と踊りのシーンはいまひとつ。 ストーリーの運びもいまいち。 パーツの美しさが際立つ作品だった。