マンマ・ミーア

アバの名曲と共に送るミュージカル映画。 愛と自由に生きた母の意思を引き継いだ娘がホテルを開業させ その記念日に母の3人の恋人がやってくる。誰が父親かわからないけど みんな大好き、って母娘二代にわたって放漫ぶりが却ってすごい。 乗れないと楽しめな…

カメラを止めるな

新人監督が無名の俳優と共に作り上げて大ヒットしている作品。 二部構成のようになっており、1部はB級ゾンビ映画風。二部はその作品がどうやって撮影されていたかという人物の背景や心情を織り交ぜてのドタバタコメディ風で二度面白いということか。 勢いは…

ブリグズビー・ベア

誘拐され長年監禁されていた青年が 夢中になっていたのは、誘拐犯で偽親が制作した 珍妙な教育ビデオだった。 解放後、本当の家族と過ごすも失われた時間は あまりにも大きかった。そんな彼の慰みが あの教育ビデオだけだった。 ふとしたきっかけで知り合っ…

告白小説、その結末

スランプに陥った小説家に近づいた女性に翻弄されて行く物語 上品に描かれて面白かった

万引き家族

訳あり中年カップル、家出少女、捨て子、が身寄りにない老婆の家に住み込んで、いつのまにか家族のようになっている。さらに、虐待を受けていた幼女も加わる。 都会の片隅で忘れられた人々が肩を寄せ合っている・・・ということだろうか。 働かず、窃盗を繰…

君の名前で僕を呼んで

1980年代の夏の北イタリア。鄙びた田舎町に暮らす 3人家族の元にアメリカから大学生がホームステイに来た。 17歳のエリオと24歳のオリバーは女の子とも楽しく遊んでいるが 互いの存在が気になり出し徐々に接近しだす。 性に貪欲なエリオは積極的だが、行きず…

ロング、ロングバケーション

ボケてしまった旦那と病を患う妻との人生最後の ドライブ旅行。 2016年の夏を舞台にアメリカを古いキャンピングカーで 横断する。夫ジョンはボケても運転はなんとかできるが危なっかしい。 妻エバも薬が手放せない。旅の途中で出会う人は優しかったり強盗だ…

ジュピターズ・ムーン

国境を越える時に銃撃された少年が、超能力に目覚め不死と 浮遊能力を手に入れた、SF作品。舞台はまさに現代ヨーロッパの シリア人難民受け入れをテーマにしていて 難民とドイツ人の生活の対比がなんとも残酷。 難民は身一つで逃れた訳だから何も持っていな…

15時17分、パリ行き

実際にテロに遭った人物が演者として登場するという作品だが 話題性だけなのかな。 主人公の子供時代から、青年時代に至るまでを描いて、友達との旅行でテロに遭遇するという順番正しく 物語が進む。結論は分かっているのだから観客は 如何にして彼らがその…

ダウンサイジング

今のシケた生活を変えるため夫婦共にミニチュア世界への移住を決めるが…風刺映画として、もしもそんなことが起こるのならという想像を楽しくできた。これまで稼いだ資産ならミニチュア世界なら有り余るという考え方は面白い。余剰分で施設の維持や建設費を運…

バーフバリ 王の凱旋

インド・ボリウッド大作。ただただ圧倒。 カラフルなセットや衣装、小道具の美しさに感動。 ストーリーの躍動感、飛躍の面白さ、思いっきりの良さ。 想像を超えるアクション。

はじまりのボーイミーツガール

目を患ってやがて失明するかもしれない、裕福な少女と母親のいない自動車整備工場の少年の物語。バイオリンを弾きたいと願っている少女は、目を酷使するからと親に禁じられながらも夢をかなえるため少年との脱走、というところ。少年と父親も亡くした母親の…

キングスマン ゴールデンサークル

ポップでノリの良い映画だが、師弟関係、愛情、自己犠牲などをバランス良く配置している。スパイ活動を支える技術がSFだが、過程は問題ではない。そこはおしゃれにかっこよく見せて、もたらせる結果を導きストーリーを展開していくのだ。エグジーが彼女の…

笑う故郷

故郷アルゼンチン・サラスを捨てたノーベル賞作家が凱旋するのだが。 最初は歓迎ムードで演説会でもリップサービスするのだが、サラスの住民は 大作家となった彼に複雑な感情を持っており田舎者特有の劣等感を滲み出していく。 市長、絵画コンテストの落選者…

全員死刑

福岡久留米で起きた殺人事件をベースにした映像。 冷たい熱帯魚の関係者が制作したとの触れ込みだったので見たのだが 狂気さやスリリングさ緊張感が足りなかった。 田舎のチンピラが見境なく場当たり的な生活、事件を起こしているようにしか見えない。その何…

ボブという名の猫 幸せのハイタッチ

その日の食事、寝床にも苦労しているヤク中のホームレスが たまたま拾った茶トラの野良猫と暮らしだすことで 人生が好転していく物語。 本国イギリスでは軽いタッチの映画なのかしら。 売出し中の若手イケメン俳優と猫の物語なら そこそこ当たるだろうという…

ハクソー・リッジ

鑑賞するまで、沖縄戦で戦った人物の実話に基づくものとは全く知らなかった。 冒頭、主人公の兄弟が崖に登る所から始まり、彼の人生が崖と関わることを前面に訴える。更に兄弟げんかでブロックで相手の頭を殴り瀕死に追いやるも、壁に掲げられたキリストの絵…

マンチェスター バイ ザ シー

兄の死をきっかけに捨てたはずの故郷に戻ることになった主人公リー。この映画はきっとリーの心が許し許されていく筋だろうと思い込んでいたが綺麗に裏切られた。おかげで大変充実した鑑賞となった。 自分の過失で3人の子供たちが焼け死に、生き残った妻とも…

わたしは、ダニエル・ブレイク

イギリスはいつの間にか貧しい国になっていた。世界一の福祉国家だったのに。 病にかかってしまうと、仕事を失い、あっという間に転落していくベテラン大工のダニエル。それぞれの父親が異なる二児のシングルマザー、ケイティ。 職安でであった二人が助け合…

キングコング: 髑髏島の巨神

科学的根拠とかは置いといて、巨大な怪物たちが暴れまわるという爽快感。

ラ・ラ・ランド

冒頭から高速道路上に並んだ色とりどりの車とカラフルな服を着たドライバーたちのダンスから始まる。渋滞のいらだちから晴れ晴れとした空の下で軽やかに踊るさまと楽しい曲が、物語の導入に花を添えている。 1970年代の舞台かなと思ってたらスマホが出てきた…

沈黙

日本人でないスコセッシ監督だから、より深い面白味が出たのではないか。 日本人とヨーロッパ人の宗教観、人生観の差異を際立たせられたと思う。 ロドリゴ神父と日本人として暮らすフェレイラ新婦の対話でも、日本人たちは 棄教で踏み絵を踏むのではなくロド…

14の夜

1987年のとある田舎町で悶々とする中学生のある一日を描いた佳作。 ファミコン、ビーバップ、ボムなど当時の懐かしいアイコンがちりばめられているのだが、観客に対してはあったあったのノスタルジーを抱かせるだけでなく 少年から大人への成長譚として普遍…

ラサへの歩き方

聖地ラサへ巡礼のたびの物語。旅は車でもなく徒歩でもなく最敬礼の五体投地。身を投げ出しながら1200キロの道のりを進む。家族だけではなく近所の知人や仕事仲間などを連れ添った一行が聖地まで伸びる一本道をひたすらに五体投地ですすむのだ。 巨大な山々の…

この世界の片隅に

昭和元年生まれの主人公が戦前戦中の広島での暮らしぶりを丹念に描いた作品。 主人公すずの少女時代から大人になるまでの毎日のエピソードがどんどん進んでいく。 それぞれが独立していて7,80年前の暮らしぶりがよく分かるし、ほほえましい落ちつくので楽し…

92歳のパリジェンヌ

原題は最後の教え、というのに日本人の耳目を集めるために改題したのかな。 老いて体が不自由になり運転もままならなくなり 粗相も擦るようになった母。92歳の誕生日に2ヵ月後に命を絶つことを家族の前で宣言することから始まる。母が死ぬ、ということを二人…

怒り

猟奇的な殺人事件の容疑者に似ている三人の男を巡る物語。 沖縄の旅人編、漁港の漁師編、都会のゲイ編と三つの物語が交差していく。この三者の内誰が犯人か、と見ている側は推測していく格好なのだが真犯人は別枠にいてもよかった気がする。猟奇的な殺人を犯…

君の名は。

男女が入れ替わりまわりをトラブルに巻き込んでいく ラブコメディかと思いきやしっとりと楽しめた。アニメーションで描かれる東京の風景もクレパステイストで美しく瑞々しい。二人の愛の力が時空を超え命を救うSF作品とも言える。ストーリーは東京で暮らす男…

後妻業の女

久しぶりに味わい深い作品を見た。 しみじみとよい。 結婚相談所で知り合う持病もちの金持ち爺さんたちを 次々と手篭めに公正証書の遺言状で遺産をすべて奪っていく小夜子。 その手法が同じ繰り返しのところに、浅はかさを感じてしまう。 小夜子は二重人格と…

シン・ゴジラ

特撮で話題のゴジラ映画を見た。 でも特撮というよりは泥臭い人間劇を見た感がある。 監督はアニメ映画エヴァンゲリオンの方だが、そのテイストを 生身の人間に置き換えていた風であった。アニメではアニメとして見過ごせた演出が 生身の人間では妙に鼻に付…