ファイティン!

腕相撲を見たさで鑑賞したが、描かれ方が省略が多く、え、そうなるの?という感想。

アメリカから引き上げるきっかけ、動機が望郷の念からだったのかな。

弟分の彼は、血縁関係あるのかな

細かい所にあらが目立ったが大筋は分かり易い人情もの。細かい話は気にしないで楽しむものだろう。

ただ、うんこねたがあって、ちょっと笑えないな

マンマ・ミーア

アバの名曲と共に送るミュージカル映画

愛と自由に生きた母の意思を引き継いだ娘がホテルを開業させ

その記念日に母の3人の恋人がやってくる。誰が父親かわからないけど

みんな大好き、って母娘二代にわたって放漫ぶりが却ってすごい。

乗れないと楽しめないな。

カメラを止めるな

新人監督が無名の俳優と共に作り上げて大ヒットしている作品。

二部構成のようになっており、1部はB級ゾンビ映画風。二部はその作品がどうやって撮影されていたかという人物の背景や心情を織り交ぜてのドタバタコメディ風で二度面白いということか。

勢いはあって面白いがじっくりと残るものはない。

 

 

ブリグズビー・ベア

誘拐され長年監禁されていた青年が

夢中になっていたのは、誘拐犯で偽親が制作した

珍妙な教育ビデオだった。

解放後、本当の家族と過ごすも失われた時間は

あまりにも大きかった。そんな彼の慰みが

あの教育ビデオだけだった。

ふとしたきっかけで知り合ったオタクも

教育ビデオを見て気に入り、そのCG技術を持って

続編を作ることに。

やがて作品は話題を呼んで、人気者になる。

こうして彼はこれまでの空白を取り戻すことができたのだ。

万引き家族

訳あり中年カップル、家出少女、捨て子、が身寄りにない老婆の家に住み込んで、いつのまにか家族のようになっている。さらに、虐待を受けていた幼女も加わる。

都会の片隅で忘れられた人々が肩を寄せ合っている・・・ということだろうか。

働かず、窃盗を繰り返す男、万引きを教えられた少年などに憐れむことはあっても共感は出来ない。これで本当の家族になれた、とか家族とは?とか語ってもらいたくない。家族ではないから家族っぽくふるまえるのだろうか。

君の名前で僕を呼んで

1980年代の夏の北イタリア。鄙びた田舎町に暮らす

3人家族の元にアメリカから大学生がホームステイに来た。

17歳のエリオと24歳のオリバーは女の子とも楽しく遊んでいるが

互いの存在が気になり出し徐々に接近しだす。

性に貪欲なエリオは積極的だが、行きずりの火遊びに後ろめたさを感じる

オリバーと対照的だがそこは若い男のこと、あっという間に

愛し合う中になる。

 

北イタリアの乾燥した夏の光をいっぱいに画面から感じられ

それが若い二人を包んでいてとても美しい。

 

何よりも息子の異変に気がつくも

優しく諭す両親の存在は、現代ならでは?

自分にも似た思い出がああると語るエリオの父親の役どころは

珍しい。

 

夏のシーンから一転、雪の中クリスマスの準備をするなかでの

二人の電話はしんしんと降る雪と重なってとて静かに美しかった。